武庫川女子大学附属高等学校(高校)_辞書アプリDONGRI事例

武庫川女子大学附属高等学校 ×辞書アプリDONGRI

兵庫県西宮市。春夏と高校球児たちの熱戦が繰り広げられる阪神甲子園球場のほど近くに建つ武庫川女子大学附属高等学校は、「社会に貢献できる女性を育む」を教育目標とし、幅広い教養と豊かな人間性を育てる全人教育を実践しています。その一環としてICT教育にも力を入れており、2017年度より1人1台のiPadを導入。協働学習ツールや校務支援アプリなどを使い、普段の授業やHR活動などでの活用を推進しています。また、生徒の学習だけでなく教員間の連絡においてもiPadを積極的に利用するなど、学校全体での取り組みを強めています。

今回は、辞書アプリDONGRIの導入に深く関わった英語科の鷲尾孝文先生に、導入経緯や活用方法等について伺いました。

辞書の活用について

生徒による辞書(紙・電子辞書)の活用状況は、先生がたから見ていかがだったでしょうか。

以前は紙の辞書を推奨していました。しかし、自主学習の場で紙の辞書を使用する生徒はほとんど見受けられず、多くの生徒が電子辞書を使用していました。

辞書アプリ DONGRIについて

辞書アプリを一括導入とした理由を教えてください。

最も効率よく辞書が活用できると考えたからです。iPadは授業中のみならず家庭学習でも使用します。iPadと辞書専用端末との2台持ちの不便さやコスト負担を重視して一括採用としました。

辞書アプリの中から、DONGRIを選択した理由を挙げてください。

理由は2つあります。1つ目は、使いたい辞書タイトル(ウィズダム英和辞典・和英辞典)がラインナップされていたこと。2つ目は、MDM(モバイルデバイス管理)ツールでの制御に対応していたことです。初年度は他社の辞書アプリをApp Store経由で購入していました。しかし、購入した辞書アプリがMDMツールで制御できなかったため、アップデート時や導入時に問題がありました。そこで、MDMツールでの制御に対応しているDONGRIを導入しました。

生徒の利用状況はいかがでしょうか。

英語の授業においては、DONGRIを活用して積極的に辞書引き学習を進めています。最近では、英語4技能指導の重要性が高まり、生徒が英作文をする機会が増えました。私の担当するクラスでは、一週間にあったことを短い英文で日記にまとめ、コミュニケーションツールで提出させています。生徒は一生懸命に伝えようと文章にします。その時に活躍するのが和英辞典です。Web翻訳ツールに比べ豊富な用例がある和英辞典を活用することによって、生徒の表現が豊富になってきたと感じています。

生徒には DONGRI をどのように活用してほしいでしょうか。具体的な利用シーンや活用方法の例を挙げてください。

自主学習時などでわからない単語にぶつかった時などには、積極的に利用してもらいたいです。「早く」「手軽に」調べられるという利点を意識して、日々の英語学習をより密度の高いものにしてほしいと思います。

今後、DONGRIに期待する機能や使い方があれば教えてください。

辞書の種類が今後も継続的に増えていけばと思います。英英辞典の追加なども期待しています。また、しおり・ブックマークの機能を充実させることができれば、学習者も自分が学んだ単語・表現を整理でき、継続的に単語を学習していく上で心強いのではないかと思います。

鷲尾先生との対談動画
導入辞書

ウィズダム英和辞典/和英辞典

インタビューを終えて

鷲尾先生から「辞書に記載されている内容をエビデンスとして生徒に示すことで、説得力を持った指導をすることができる」とうかがったことがあります。分からないことを瞬時に調べられる一方、情報が多すぎたり偏ったりするネット検索。そんな環境に生きる子どもたちだからこそ、辞書に信頼を寄せるのではないか…。現代ならではの辞書の存在価値を感じた瞬間でした。

鷲尾先生、ありがとうございました。

教育コンテンツ事業部 松井悠

教育コンテンツ事業部 松井悠

武庫川女子大学附属高等学校

http://jhs.mukogawa-u.ac.jp/
〒663-8143 西宮市枝川町4番16号
TEL:0798-47-6436

武庫川女子大学附属高等学校(高校)_辞書アプリDONGRI事例
この学校で使っているアプリはこちら

DONGRIアイコン

事例一覧へ戻るkeyboard_arrow_right