松山城の城下町として栄え、多くの文化人を排出してきた愛媛県松山市。その中心街に建つ松山工業高等学校は、明治42年創立の歴史ある工業高校です。運動部・文化部ともに全国大会で活躍する部活動。就職率100%に加え、県内の工業高校では唯一毎年10名以上の国公立大学進学を達成している進学実績。まさに文武両道の元気あふれる校風です。
今回は「日本一の『名門校』作り」の目標のもと、iPadの1人1台導入に尽力した教務課長の藤原清人先生に導入の経緯とDONGRIの活用についてうかがいました。
他の公立校に先行してタブレット1人1台導入に取り組んだ背景や理由を教えてください。
近年は志願者が私立高校に流れる傾向があり、各公立校が特色のある学校づくりを進めようとしています。
当校ではICT 活用を特色の一つと位置づけ、80 台のタブレットで約1年間に渡り研究を行いました。その結果、貸し出し式では十分な成果が出ないため、思い切って受益者負担による1 人1 台化に踏み切りました。
タブレット活用の目的を教えてください。
タブレットの利用目的として学校が重視するのは「授業の効率化(生徒教員ともに)」「個々に応じた双方向による授業や課題配信による基礎力の向上」「分かりやすい授業の展開」の3点です。
教師・生徒それぞれのタブレットの利用状況はいかがでしょうか。
教科別では①英語②専門③数学④国語の順に良く活用されており、今後は数学と理科で利用率を上げることが課題です。
家庭学習課題をロイロノートやClassiで行っている先生はほぼ毎日iPadを利用しています。夏休みの補習でも活用されています。今年度から朝読書の時間をモーニングスタディ(8:30~8:40)とし、タブレットで学習を行うようになりました。
辞書アプリを一括導入した理由を教えてください。
一括導入の背景には「生徒には無料サービスではなく、内容の信頼できる学習用辞書を活用してほしい」「使用する辞書を共通にすることで指導効率を改善したい」という二つの目的がありました。
公立校では個人負担に保護者が難色を示すことがありますが、「辞書専用機や紙辞書の購入費用の代わりに辞書アプリの入ったiPad を」と説明することで、保護者に納得いただきました。
従来と比べて辞書の利用状況はいかがでしょうか。
紙の辞書の稼働率はよくなかったと思います。電子辞書については授業や家庭学習で使用している生徒はいました。
しかし、最近はスマートフォンで検索することが日常化しており、生徒にとってはアプリの辞書が使いやすいようです。生徒は自宅でも学校でもDONGRIを利用しており、特に英語の授業では毎回使っているようです。
辞書アプリの中から、DONGRIを選択した理由を挙げてください。
いろいろな業者から「辞書アプリはDONGRIがいいです」と聞いていました。
また、今後使用する辞書を変更したり、他の辞書を追加導入したりする場合に、DONGRIでは簡単に対応できると判断しました。