2024年5月29日、中部大学春日丘中学校(愛知県春日井市)の2年生6名が、「東京鎌倉研修」の一環として当社に職場訪問しました。グループワークやインタビューを通じて、仕事や社会に対する学びを深めていくことを目的とした職場訪問の様子をレポートします。
当日の進行
1.自己紹介
2.会社・製品等の説明
3.当社社員へのインタビュー(生徒からの質問に当社から回答)
4.「DONGRI」の売上を増やすための宣伝・広告(生徒によるプレゼンテーション)
当社社員へのインタビュー
中部大学春日丘中学校では、2020年度より辞書アプリDONGRIを導入しています。日頃利用しているアプリの開発経緯について、たくさんの質問が用意されていました。
「EAST EDUCATIONに込められた意味は?」「DONGRIの名前の由来は?」といったブランド面の質問から、「学習アプリを開発する上で工夫していることは?」「DONGRI で扱う辞書はどんなことを意識して選んでいるか?」という開発や製品戦略に踏み込んだ質問もありました。生徒たちは一生懸命メモを取りながら、社員の話に耳を傾けていました。また、予め用意した質問だけではなく、その場で深掘りする質問も飛び出し、社員が感心する場面もありました。
生徒によるプレゼンテーション
生徒たちは、紙の辞書やインターネット検索とDONGRIを比較し、その特徴を分析したうえで、どんな宣伝・広告が効果的かを発表しました。まず、DONGRIのターゲット層は「教員」であるとし、教員の平均年齢と生活者としての特徴から、「新聞への広告」「動画やドラマのストリーミングアプリにおける広告」が効果的なプロモーションであると結論づけました。調査に基づいた具体的な提案に、当社としても新しい視点を得ることができました。
DONGRIの仕様については、「フォントのサイズが変えられるようになると良い」という指摘がありました。DONGRIはフォントサイズを変更する機能を持っていますが、その存在が必ずしも生徒に伝わっていないということを今回知ることができました。その他に、学校で利用するiPadではDONGRIを利用していても、生徒自身のスマートフォンでは利用していない(スマートフォンで利用できることが知られていない)ことも分かりました。普段DONGRIを利用している生徒とのやり取りから得た知見は、今後の製品開発に活かしていきたいと思います。
生徒の感想
後日校内で、職場訪問で学んだことに関してプレゼンテーションが行われました。生徒たちは質疑応答の際に即座に答えられるなど、訪問時の内容がしっかりと頭に残っているようでした。堂々とした発表が評価され、学年で2位という結果になったそうです。今回の経験が生徒たちにとって少しでも学びのある機会になったのであれば幸いです。